【完全版】iPadだけでLINEスタンプを作る方法。リジェクト防止策と最新メッセージスタンプの申請方法も
お題「#おうち時間」
おうちにいる時間が長い今こそ、LINEスタンプ作成にチャレンジしてみては如何でしょうか。今日はiPadだけで簡単に、LINEスタンプを作る方法をご紹介します。
この記事で、↓こんなスタンプが作れるようになります。
「LINEスタンプ」とひとことに言っても、実は4種類のスタンプがあります。
- (ノーマル)スタンプ
- アニメーションスタンプ
- カスタムスタンプ
- メッセージスタンプ
今回はアニメーションスタンプ以外の3種共通で、作り方を丁寧めに紹介しようと思います。リジェクトされないためのポイントも書いているので、参考にしてくださいね。
準備
- 作成するスタンプの種類を決めます。
おすすめは文字を後入れできるメッセージスタンプですが、スタンプを作るのが初めて、という方はノーマルスタンプの方がハードルが低いと思います。
特徴
おすすめ度
良い点
悪い点
スタンプ画像数
(ノーマル)スタンプ
初期から出ている形式。
絵柄+文字の画像を制作する。
⭐️⭐️
・制作方法が最も簡単。
・個数や価格のバラエティが豊富。
・ユーザが文字を変えられない。
・画像制作時に余白に注意する必要あり。
8個/16個/24個/32個/40個
カスタムスタンプ
2019年に登場した形式。
絵柄の画像を制作する。
ユーザが文字を4,5文字まで入れられる。
⭐️
・ユーザが自由に名前など入れられる。
・ユーザが入れられる文字数が少なく、名前程度しか入らない。これを作るならメッセージスタンプにした方が良い。
8個/16個/24個/32個/40個
メッセージスタンプ
2020年に登場した形式。
絵柄の画像を制作する。
ユーザが文字を100文字まで入れられる。
⭐️⭐️⭐️
・文字数の自由度が大幅にUP。
・制作者は画像の制作のみでOK。
・画像制作時に余白に注意する必要無し。
・申請時に、文字の設定を個々に行う必要有り。
・現状では24個まで。
・他のスタンプに比べ販売価格が高め(¥240〜)。
・LINEスタンププレミアム(月額スタンプ取り放題)には参加できない
8個/16個/24個
- スタンプの個数を決めます。1の表の通り、ノーマルスタンプとカスタムスタンプは8個/16個/24個/32個/40個、メッセージスタンプは8個/16個/24個から選べます。
- iPadにAdobe Frescoをインストールします。
画像編集
準備ができたら画像編集に取り掛かります。
ドキュメントの作成
インストールしたFrescoを開き、「新規作成」をタップすると以下の画面が出てきます。
ここで「カスタムサイズ」を選択し、スタンプのサイズを入れます。背景は透明にしましょう。また、このカスタムサイズは何度も使うので保存することをおすすめします。
💡スタンプ本体のサイズは370*320pxです。
写真背景の削除
ドキュメントを作成したら、画像が完全に透過されているかチェックするための仮背景を作成します。右のバーからレイヤーを追加し、バケツツールを使って青色で塗り潰します。このレイヤーは後で非表示にできますので心配しないでください。
写真を使う場合は、写真を取り込みます。写真レイヤーは自動的に追加されます。
ここでは猫のみ切り抜きたいので、消しゴムツールを使って余分なものを消していきます。画像をタップすると以下のメッセージが出てくるので「変換」
ピクセル消しゴムで消していきます。おすすめの設定は、ハード円50pxで大まかに枠取り→10pxで細かい部分をくりぬき、です。
💡写真のゴミ(消し残し)がないか、青いレイヤーを利用して確認します。ゴミがあると、スタンプ申請時にリジェクトされるので注意してください。
くりぬけました。消しゴムツールの下の移動ツールを使って、写真を良い位置に移動させます。
イラスト描画と画像書き出し
ここからは青レイヤーは必要ないので、レイヤーをタップして非表示にします。写真とは別のレイヤーにイラストを書き込みます。これでスタンプ画像は完成しました。
💡ノーマルスタンプの場合はここで文字を入れます。メッセージスタンプの場合はテキストが入る領域を意識してイラストを描きます(描かなくてもOKです)。
*ノーマルスタンプの文字入れで、手書きではなくテキスト入力したい!という方は以下の記事をご参照ください。
PNGに書き出しを行います。公開と書き出しをタップし
名前をつけてファイルに保存します。カメラロールより、フォルダの方が扱いやすいのでおすすめです。このようにスタンプ画像を必要な個数作っていきます。
メイン画像とタブ画像の作成
スタンプ申請には、スタンプ本体の他に、「メイン画像」と「タブ画像」が必要なので、これもスタンプ同様の手順で準備しておきます。
💡メイン画像:240*240、タブ画像:96*74px
公式ガイドラインに詳しく載っています
https://creator.line.me/ja/guideline/sticker/
*Frescoで対応している画像サイズは100*100pxまで。タブ画像はそれ以下なので、対応策を以下の記事に載せています。
申請
基本情報の登録
LINE Creaters Marketに登録します。スタンプを販売するには必須です。
ログインしたら「新規作成」→「スタンプ」
販売する際にスタンプショップで表示させる情報を入力します。赤丸部分は大切なので、漏れなく選択/入力し、確定させます。
💡最初は日本語のタイトルと説明文が出ないので、「言語を追加」からJapaneseを選択して入れてください。英語のタイトルと説明文は必須です。日本語の文を作ってからGoogle翻訳にかけると良いと思います。
画像の登録
次の画面で「スタンプ情報」タブをタップするとスタンプ画像をいれる画面が出てきます。ここで「編集」をタップします。
画像をアップロードするページへ遷移します。スタンプ画像を選択し、各項目のUploadから画像をアップロードします。
💡画像の上の番号やタイトルと同じ名前にしておけば、zipファイルでまとめて登録することも可能です。ex.) main, tab, 01, 02, ...
アップロードできました。ここでサイズや形式が違っているとエラーが出ます。PNGになっているか、指定サイズになっているか、よく確認してください。
(メッセージスタンプのみ)スタイル情報の登録
メッセージスタンプの場合は、テキストのスタイル情報を登録する必要があります。
テキストをいれる範囲、スタンプショップで表示させるデフォルト文や、テキストスタイルを編集します。
プレビューとリクエスト
全ての画像の登録が終わったら、一度「プレビュー」を押して販売画面を確認します。問題なければ、リクエストします。
これで申請は完了です。お疲れ様でした。
おわりに
承認されるまでの時間は、1日のこともあれば1ヶ月のこともあり・・・気長に待ちましょう!
リジェクトされても、メッセージに「何がダメだったのか」を書いてくれるので、そこを一つひとつ直せば通ります。
※LINEスタンプiPhone版はこちら↓
ついでに私がこの方法で作ったスタンプを載せておきます。よければお使いください。